【AviUtl】AviUtlでカンタン!目を光らせてみよう
みなさんこんにちは!ながもりゆうきです。
早速ですが、この前に投稿した動画はご覧になりましたか?
今回は、上ののダンス動画を作成する際に使ったテクニック

人物の目を光らせる(眼光)
を紹介します。
ポイントは3つ
AviUtlでの作業順序をおおまかに分けると次の3つです。
- 基本図形を目の形に合わせる
- 図形に光らせるエフェクトをかける
- 動画の色を補正する(色調補正)
順に説明していきます。
下準備
この編集を行うためにはAviUtlの拡張編集の導入が必須です。
また、眼光の形にさらに拘りたい場合は追加で以下のプラグインが必要です。
(最初の段階で図形を目の形に合わせる作業があるため)
あとは光らせたい人物の写った画像や動画も用意しておきましょう!
AviUtlで人物の目を光らせる手順

元画像です。この状態でも十分ホラー感出てますが、この画像にAviUtlで眼光を付けていきます。
基本図形を目の形に合わせる
まず基本図形の「円」を元動画の上のレイヤーに追加します。

図形の種類から円を選択します。
赤枠で囲まれた「拡大率」「回転」「縦横比」をいじり、元動画の光らせたい部分(片目)に合わせて変形させます。

さきほどの図形をコピーして別のレイヤーにペーストします。
これは反対側の目も同様に光らせるためです。

「拡大率」や「回転」のパラメータをいじって反対側の目の形に合わせます。
ワンポイント:図形を移動させる(アニメーションさせる)
動画などで人物の目の位置が動く場合は円の位置も移動させる必要があります。
移動のさせかたは以下を参考にしてください。
このあと光らせて原型が見えにくくなるので、アバウトな形でも以上の変形で十分だと思います。
更に目の形に合わせたい時は以下のスクリプトプラグインを使いましょう。
特に目頭目尻の切れ込みや、まぶたの垂れ下がった目に合わせるときに
こまかく図形を変形させることができます。
図形に光らせるエフェクトをかける

図形ダイアログの右下を右クリックし、
「閃光」「拡散光」「グロー」のエフェクトをクリックしてかけます。

「グロー」は強さのパラメータを21.4に、形状をクロス(4本)に、
発色の設定でややオレンジ色に変更しています。
「閃光」はX座標を左側へ変更しています。
「拡散光」は強さと拡散のパラメータを、再生ウィンドウを見ながらいじりました。

(光りかたを確かめるため、元画像を暗くしています。)
すべて「光らせる」ことを目的としたエフェクトですが、
より強く光っている目を表現するために重ねがけをしています。
それぞれのエフェクトの役割は
- 「グロー」・・・図形(片目)そのものを光らせる
- 「閃光」・・・光った目の、光の行き先を強調する
- 「拡散光」・・・閃光によって空気中の水分や塵が光って反射するのを表現する
を想定しています。
状況に応じて
光り方をシンプルにするために「拡散光」を抜いたり、
「閃光」のX,Y座標を左右逆にしてバラバラに光っているように見せたり、
求めている表現に合わせて色々アレンジできます。
更に詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
動画の色を補正する(色調補正)
元画像を選択します。
「フィルタ効果の追加」から「色調補正」をクリック。
眼光を目立たせたいので「明るさ」「コントラスト」を下げ、
全体的に赤っぽくしたかったので「色相」をいじりました。
やや暗めの、赤を主張した色使いにするとこんな感じになりました。


以上を真似するだけでもできますが、
ダイアログのパラメータを極端にいじったり(特に「グロー」と「閃光」)、元動画を過激に色調補正したり(「色相」パラメータを100~160にさせるとサイケデリックな感じになります)すると面白い効果を期待できます。
おわりに
アニメやゲームでもよく使われる「眼光」。
登場人物が覚醒したり、必殺技を放つ前フリとしても馴染み深い表現ですよね。
今回はわりとシンプルな方法で表現してみました。
手動で眼光の位置を移動させるのが若干手間ですが、
知ってしまえばかなり使いやすく応用が利くテクニックだと思います。
動画にインパクトや変化がほしい時に活用してみてはいかがでしょうか。
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